fc2ブログ

恋雨―いじわるな主人と焼けあとの片想い |柊平ハルモ  絵:佐々成美 (ガッシュ文庫) - usamomo BL library ~BL独り言感想~

usamomo BL library ~BL独り言感想~ ホーム » 柊平ハルモ » 恋雨―いじわるな主人と焼けあとの片想い |柊平ハルモ  絵:佐々成美 (ガッシュ文庫)

恋雨―いじわるな主人と焼けあとの片想い |柊平ハルモ  絵:佐々成美 (ガッシュ文庫)

ガッシュ文庫から柊平ハルモの新刊です。
恋雨―いじわるな主人と焼けあとの片想い (ガッシュ文庫)恋雨―いじわるな主人と焼けあとの片想い (ガッシュ文庫)
(2012/01/28)
柊平 ハルモ

商品詳細を見る


お気に入り:

挿絵:

『俺を身代わりにしてください。』

【あらすじ】陽介は英国人の伯爵邸でメイドとして働くうち、意地悪だけど時折優しさもみせる伯爵に惹かれていく。でも彼には想い人がいて…。


【感想】ちょっぴり切ないお話でした。
設定は私の好きな身代わりものなんだけれど、なんかちょっともの足りなかったかな。
陽介が幼すぎるっていうのもあるし、健気なんだけれどもう一つ乗り切れなかったです。
フランシスと陽介のやり取りは結構面白かったけれど、周りのあの二人の思惑っていうのがまぁ戦後のお話だからそういう事もあったんだろうけれど、蜜罠で弱みを握ろうっていうのがね~。
二人の思惑とは別の所で、二人はくっついちゃったんだけれど・・・。

攻:バークシャー伯爵=フランシス×受:秋原陽介

戦後直後のお話です。
陽介は何歳なんでしょうね?中学4年生って事なんですが、ちょっと分かんなかった。

父親は戦争へ行って、母親は小さい頃に亡くなり、小さな妹が二人居るんですが、二人の事を今は自分が支えなければいけない。

職を探している所に出会ったのが深草という日本政府の人だったのですが、妹の世話をちゃんと見るからという約束で、ある外国人の所に世話役として行って欲しいと言われます。

連れて行かれた先はイギリス人のフランシスの所。

国ではかなりえらい地位の方みたいです。

そこで帰れと言われたのですが、妹たちの事を考えると逃げて帰るわけにはいかない!
ので何がなんでも残りました。

何やら理由ありのようで、陽介を雇っているというのはちょっとまずい?みたいで、メイドのカッコをさせられます。

ある日父親の戦死の手紙が来ちゃうんです!
辛くて外に出てしまうんですが、雇われの身としては帰らないわけには行かないですし、帰ってフランシスに八つ当たり!
そのやり取りから二人の中に流れる空気が変わって行きます。

実はフランシスには他に心に住んでいる人がいるんですよね~。
フランシスが誰かを想って辛そうにして居るのは耐えられない!陽介は身代わりを申し出ます。

身代わりなんだけれど、すっごく甘いですね。

陽介の身代わりだって分かっているんだけれど、俺を抱いているんだ!って想って欲しいとか、色々矛盾を抱えながらもフランシスがこれで楽になれるのならと、かなり健気です。

健気なんだけれど、純粋っていうか綺麗にまとまりすぎてイマイチは入り込めなかったんですよね。
そういうこともあるんだなぁって自分の感情にビックリでしたけれど、幼すぎるゆえの言葉やら態度やらが健気なんだけれど、詭弁?時代の背景もあるのかな?

関連記事
ここは記事下のフリースペースです
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説読書感想へ
にほんブログ村
コメント
非公開コメント

トラックバック

http://usamomo21.blog.fc2.com/tb.php/1518-4d87d6e9

Recent Entries